40代で子どもがいる家庭の遺族年金はいくら?受給額と計算方法を具体例で解説

遺族年金とは?まず押さえるべき2つの制度

遺族年金には、次の2種類があります。

遺族基礎年金

遺族厚生年金

会社員・公務員の場合は両方、自営業の場合は原則「遺族基礎年金のみ」となります。

遺族基礎年金はいくらもらえる?

支給対象

18歳到達年度末までの子どもがいる配偶者

または子ども本人

年間支給額(令和6年度目安)

基本額:約80万円

子の加算:1人目・2人目 各約23万円

例:子ども1人の場合

80万円+23万円=約103万円/年

子どもが18歳まで10年間ある場合

約103万円 × 10年 = 約1,030万円

遺族厚生年金はいくらもらえる?

会社員・公務員の配偶者が対象です。

計算の考え方

遺族厚生年金 = 亡くなった方の老齢厚生年金の報酬比例部分 × 約3/4

実際の金額は年収や加入期間によって大きく異なります。

目安(年収500万円・加入20年以上の場合)

年間:約50〜80万円程度になるケースもあります。

仮に年間60万円とすると

60万円 × 10年 = 600万円

遺族年金はいくらになる?合計シミュレーション

例:年収500万円・子ども1人(10年間支給)

遺族基礎年金:約1,030万円

遺族厚生年金:約600万円

→ 合計:約1,600万円

※実際は支給期間や金額が変わるため目安です。

注意点|遺族年金は「ずっと」もらえるわけではない

子どもが18歳を超えると遺族基礎年金は終了

配偶者のみになると金額は大きく減少

つまり、

子育て期間中は手厚いが、その後は減る

という特徴があります。

生命保険の必要保障額は「遺族年金を引いて」考える

必要保障額は

将来必要なお金 - 遺族年金 - 貯蓄 = 不足額

です。

遺族年金を正しく理解することで、

過剰な死亡保障を避けられます。

よくある質問(FAQ)

Q. 遺族年金は申請しないともらえませんか?

はい。自動では支給されません。年金事務所での手続きが必要です。

Q. パートでも遺族厚生年金は対象になりますか?

厚生年金に加入していれば対象になります。

Q. 自営業の場合はいくらですか?

原則、遺族基礎年金のみとなります。

遺族年金を踏まえた必要保障額の目安

ここまでの内容を踏まえると、

40代で子どもがいる家庭の必要保障額は、次の考え方で整理できます。

【モデル条件】

・40代

・子ども1人(18歳まで10年)

・年収500万円

・会社員

・貯蓄ほぼなし

この場合、

遺族年金でカバーできる金額は 約1,600万円 でした。

一方、

・生活費

・教育費

・住居関連費(※団信がある場合、住宅ローン返済は除く)

を合計すると、

必要資金は 約3,500万〜4,000万円 になるケースが多いです。

つまり、

4,000万円 − 遺族年金1,600万円 = 約2,400万円

遺族年金をどう使うかで、死亡保障の考え方は変わります

ここまで、40代で子どもがいる家庭が受け取れる

遺族年金の仕組みと受給額の目安を整理しました。

ただし、遺族年金があるからといって、

すべての家庭で同じ保障設計になるわけではありません。

家族構成、働き方、収入の有無によって、

「遺族年金をどこまで当てにできるか」は大きく変わります。

以下の記事では、

遺族年金を踏まえたうえで迷いやすいケース別に、

死亡保障の考え方を整理しています。

40代で万一のとき遺族年金はいくらもらえる?子どもがいる場合の目安

40代子持ち家庭の遺族年金はいくら?受給額と不足額の目安

40代子持ち家庭が誤解しやすい遺族年金の落とし穴

40代子持ち家庭は遺族年金だけで生活できる?不足額のリアル

遺族年金は何歳まで受け取れる?受給期間の仕組み

遺族年金は共働きでももらえる?40代子持ち家庭の受給条件

自営業は遺族年金が少ない?会社員との違いと不足する死亡保障

遺族年金と生命保険はどちらが重要?

なお、子どもがいる家庭の必要な死亡保障額の考え方については、こちらの記事で整理しています。

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